コロナ禍におけるイベント分野の現状
新型コロナウイルス感染症は、各分野に大きな影響を与えています。イベント分野も例外ではありません。世界では感染の状況に伴い、イベントの規模・入場者数など制限や緩和が繰り返されています。いつ「不確実性」から完全に解放されるのかが、各分野における最大の課題の一つとなります。
イベント分野向けの世界調査
今年3月から、イベントに関するニュースサイトを運営しているNORTHSTAR Meeting Groupにより、世界のイベントの専門家を対象に「新型コロナの影響について」長期的な調査が実施されています。調査の結果によると、現時点ではリアルイベントの開催が難しいが、回復に向けて多数の人が楽観的な考えを持っていると分かって来ました。
そして、この数か月にバーチャルイベントの数が増えて来ましたが、新たな手段として利用されているため、まだ不明瞭な部分が多くあります。しかし、これから最新技術を通じ、イベントの進化が続いていくことができると信じられています。もちろん、リアルイベントの価値がかけがえのないものであり、特にスポーツイベントが回復を導く重要な役割を務めると期待されています。
日本の現状について
9月11日、政府より9月19日からイベントの人数制限を緩和することが発表されました。(9月19日から11月末までの運用、12月以降のあり方については、感染状況、イベントの実施状況などを踏まえ、改めて検討を行う)。
Positive Impact Events日本事務局を務める株式会社セレスポにおいても、7月に「集まり方改革」サイトが立ち上げられ、「新しい集まり方を考える」をモットーに、感染症対策商品の紹介やイベント計画・運営の留意点などの、新しいイベント様式に関する情報を発信し、より安全・安心のイベントづくりに努めています。
※「集まり方改革編集部」公式サイト:https://www.atsumarikata-kaikaku.com/
変化をとらえ未来に備えるための持つべき考え方
Beforeコロナ時代には戻れませんが、この危機を変化への好機にするように、イベント分野でも新たな考え方が求められます。「デザイン思考」がその手段の1つです。最初に観察・共感し、この現象に至った問題を定義し、解決するためのアイデアを創出し、そして実行・検証するというプロセスに従うと、好奇心を生み、新たなアイデアの発見につなげられます。
Withコロナ時代において、皆さまもぜひこのプロセスを実践してみてください。