イベント業界は如何にサステナビリティの実現に貢献できるか
「イベント業界は如何にサステナビリティの実現に貢献できるのか―」という思いがあるでしょうか。サステナビリティへの関心があっても、この質問に悩んでいる業界の方も多いでしょう。
そのため、MPIベルギー(英:the International Association for Meeting Professionals in Belgium)が「ミーティング・グリーン・ガイド(英:Meetings Go Green Guide)」を作成しました。このガイドを通じてサステナビリティへの理解を深め、実現力と行動力を上げることが期待されています。
ガイドの中では、イベント開始前、開催中、終了後の3つの段階に分けられています。それぞれの環境にやさしい社会を実現するため必要なツール(Tool)、ベストプラクティス(Best Practice)及び行動(Action)等の実用的なアドバイスを紹介します。
イベント開始前
サプライヤーとのコミュニケーションを良好に保つのはイベント成功の鍵の一つです。
サプライヤーに必要な食材の量を推定させるため、事前に主催者と参加者の昼食や晩餐会等の参加状況を把握し、人数を確認しましょう。サプライヤーに発注する際に(開催約2ヶ月前)、40%の参加率に基づく見積書を依頼しましょう。
食材を用意するのも時間がかかり、品質を保持するのも難しいので、サプライヤーに参加人数の提出締切期限を確認しましょう。
参加人数を確定できるように、招待状を参加者に送付する前(開催約2ヶ月前)に、招待状に昼食や晩餐会等に出席の可否というチェックボックス を入れましょう。
登録をキャンセルする場合、参加者に早めに事務局に連絡するように依頼しましょう。
イベント開催中
当日確定した参加人数をサプライヤーに通知しましょう。そうすると、参加人数が予想より少ない場合、サプライヤーが全部の食べ物を会場まで運ぶ必要がなく、一部を冷蔵庫に保管できます。
食べ物の品質を保持できるように、参加者からの要望があった時、冷蔵庫から食べ物を取り出して提供しましょう。(説明:海外でサンドイッチやサラダ等を昼食として参加者に提供するのが多いです)
参加者の食欲に応じて、適切な食事量の選択肢(例:S、M、Lサイズ)を提供しましょう。
残り物が多いと予想される場合は、社会福祉連盟(FDSS)または食糧支援関連機関に連絡して与えましょう。
イベント終了後
残り物をスタッフに持ち帰らせましょう。
シェフへ:残り物を再利用し新しい料理を作りましょう。ネットで残り物のおいしいレシピがありますので、ダウンロードして作りましょう。
社会福祉連盟(FDSS)または食糧支援関連機関に連絡し、残り物の処理時間を手配しましょう。
上記3段階での実用的なアドバイスの説明を経て、どのようにサステナビリティを実現するのは、理解できましたか。
これからサステナブルなイベントを創りあげましょう。
【ミーティング・グリーン・ガイド(英:Meetings Go Green Guide)について】(英語)
このガイドついてご興味のある方は、こちらにダウンロードできます!